明治38年11月28日(火曜日)

黒海叛乱益々重大 セバストポールに於ける反乱は極めて重大な事態となっており、軍隊は悉くその本分を捨て、公然と叛徒側に立ち、

黒海叛乱益々重大 27日上海経由ロンドンルータス社発

セバストポールに於ける反乱は極めて重大な事態となっており、軍隊は悉くその本分を捨て、公然と叛徒側に立ち、これに加わらないものは僅かに一個連隊のみである。但し今日まででは激しい暴行は行われていない。

これら反乱に対する鎮圧の処置について、公報で何も書かれていないのは、いよいよ軍艦乗り組みの兵士がこの反乱に加わったとの風説を確かめるに足る。

今回の暴動は、細心、周到に準備され、熟慮の末に決行されたものである。