明治38年11月15日(水曜日)

露国政府の警告 ポーランドはフュンランドと同一の理由を期待してはならない。

ポーランド反乱と独逸 独逸はポーランド叛乱の為に何らの影響もうけていない。

ポーランドの鎮圧 ポーランドに於いて戒厳令が発布された。

露国政府の警告 13日ワシントン特約通信員発

ポーランドはフュンランドと同一の理由を期待してはならない。今後もし益々運動が激しくなるようであれば、露帝の詔勅によって許可された特典をも喪失する事になる旨露国政府はポーランドに警告した。

ポーランド反乱と独逸 13日ベルリン特約通信社発

独逸はポーランド叛乱の為に何らの影響もうけていない。従ってこれについて露国と交渉し、又は国境に軍隊を特派した事は無い。今後とも独逸政府はポーランドの事変に関係する事は無い。

ポーランドの鎮圧 同上

ポーランドに於いて戒厳令が発布された。又露国政府はポーランドの独立運動の鎮圧に関する強硬な宣言書を発表した。