明治38年11月6日(月曜日)

フィンランドの自由 ロンドンタイムス露都通信員からの電報によれば、フィンランドはいよいよ自由を与えられるものと思われる。

ユダヤ人虐殺 暴徒は巡査の加勢を得て、ユダヤ人とその家族をあまさず殺害し、言語に絶する残虐をほしいままにしている。

フィンランドの自由 5日上海経由ロンドンルータス社発

ロンドンタイムス露都通信員からの電報によれば、フィンランドはいよいよ自由を与えられるものと思われる。人民側の全ての要求を入れた詔書の案文が皇帝の署名を得る為に既に皇帝に提出されている。

ユダヤ人虐殺 同上

オデッサに於ける悲惨な光景は、なお継続中である。暴徒は巡査の加勢を得て、ユダヤ人とその家族をあまさず殺害し、言語に絶する残虐をほしいままにしている。死者の数は未だどの位か知る事は出来ないが負傷者で病院に収容された者は現在までに5千五百名に及んでいる。