明治38年11月3日(金曜日)

露国社会党の要求 露国の社会党は憲法に信用を措かず、同党は即時政治的犯罪者の特赦等を実行するよう要求した

英国新聞の観察 英国新聞は、露帝の詔勅に対して、時期を失したものであると論評した

 

 

明治38114日は天長節の翌日のため休刊

露国社会党の要求 2日ワシントウン特約通信員発

露国の社会党は憲法に信用を措かず、同党は即時政治的犯罪者の特赦、民兵の組織、戒厳令の撤廃及び死刑の廃止を実行するよう要求した。

英国新聞の観察 同上

英国新聞は、露帝の詔勅に対して、時期を失したものであると論評した。

露国教務院総裁ポペドノスチエツフ辞職すべきである。

憲法の完成を期したオデッサ、カザン、キシネフ及びポルタワ地方の騒乱は鎮定している。