明治38年10月7日(土曜日)

張総督の英国起債 今回張之洞(ちょうしどう)総督が一千万両を英国から借り入れたがその契約内容は利息四分五厘、二十年払いで、広東、湖南、湖北の阿片税を抵当とし

独逸宰相談別報 独逸宰相ビューロー公は、独仏両国の接近は単に英仏両国の接近に適合するのみである

張総督の英国起債 6日北京特派員発

今回張之洞(ちょうしどう)総督が一千万両を英国から借り入れたがその契約内容は利息四分五厘、二十年払いで、広東、湖南、湖北の阿片税を抵当とし、且つ粤漢(えつかん)鉄道を敷設する場合には技師の半数を英人を雇う事、将来外資を借り入れる時も英国から借り入れるべき事等の条件付である。

政府部内に於いてはこれについて異論が多く商務部からはなるべきは約この借款を返済し、以後外資を借り入れる事が無いよう厳命した。

独逸宰相談別報 6日ベルリン特約通信社発

独逸宰相ビューロー公は再度佛国新聞記者の質問に対して、独仏両国の接近は単に英仏両国の接近に適合するのみであり、決して他国を迫害するものにあらずと言明した。同宰相は更に平和は独逸及び佛国のみにあらず、全世界に於いて維持されるべきを確信する事を詳細に説明した。