明治38年8月31日(月曜日)

媾和特報 

(平和成立説) 本日の会見によって平和への望みが確実となった。しかし我が国がある物を譲歩したとの説が高い。

媾和特報 

(平和成立説) 29日正午ポーツマス特派員発

本日の会見によって平和への望みが確実となった。しかし我が国がある物を譲歩したとの説が高い。

只今正午十二時をもって平和談判は継続される事となった。条約締結の議定書に調印を終わり、会見が継続する事と決まった。

同上続報

(日本譲歩説) 

償金は無く樺太の半分を露国に渡す事に決定した。