明治38年8月28日(月曜日)

媾和特報 樺太に関する交譲提議は、その方向に関しては双方が既に之を承諾しており、ただその程度をどうするか未だ決定していないのみと報じられている。

償金論 タイムスは社説では、日本は裁判に勝った人の様に、その費用を要求する権利がある

媾和特報 26日ワシントン特約通信員発

其の一 樺太分割

樺太に関する交譲提議は、多少の変更が考えられるが、その方向に関しては双方が既に之を承諾しており、ただその程度をどうするか未だ決定していないのみと報じられている。

其の二 大統領と全権

大統領ルースベルト氏は現在両全権と交渉に努めている。

其の三 露帝の譲歩

ウイッテが新たに本国政府から受けた訓令は、露帝が譲歩すべき徴候を示し、望みを繋ぐに足るものである。

償金論 26日上海経由ロンドン特約通信員発

タイムスは社説に於いて次の様に論じている。

日本は裁判に勝った人の様に、その費用を要求する権利がある。そしてこれを放棄せざるを得ない理由は無い。日本はこの談判を以て日露の態度を世界の裁判に訴えており、英国が如何なる判決を与えるかは吾輩の言説を待つまでもない。