講和特報 本日午前9時半から会見が予定されていたが、正午12時に達する頃まで何の音沙汰もなく、ただ諸説が紛々たるのみであった。
米国の激震 合衆国中部及び東部一帯に1886年以来の激震があり、テニシー州ナッシュビル市では家屋の崩壊や人畜の死傷が甚だしい。
講和特報 23日午後1時ポーツマス発
本日午前9時半から会見が予定され、実に本日の会見は大切であるので人々待ち構えていたのに、正午12時に達する頃まで何の音沙汰もなく、ただ諸説が紛々たるのみであった。
12時を1、2分過ぎる頃、又会見は来る26日迄延期するであろうとの噂が流れた。或いはこれ程までの延期は無く、昼食後更に午後2時から会見し、これまで決定した分だけの議定書に調印するとの説もあり、要するに難題の解決が未だ成らず、現在の所和戦何れとも判定し難い。
米国の激震 24日ワシントン特約通信員発
合衆国中部及び東部一帯に1886年以来の激震ガアリ、テニシー州ナッシュビル市、メンフィス市、アルカンサス州リツル、ロツク地方の被害が最も多く家屋の崩壊や人畜の死傷が甚だしい。