明治38年8月8日(火曜日)

平和の祝杯挙がる この時ルーズベルト大統領は杯を挙げて、永久の平和の新たに成るべき事を希望しつつ、両国国民の繁栄を祝した

平和の祝杯挙がる 6日ワシントン特約通信員発

ルーズベルト大統領の快走艦メイ、フラワー号に於いて、先ず日本の小村男爵、高平氏一行を延見(えんけん)した。この時19発の礼砲が発射された。小村全権は米国人民が一行に対して表した好意に対して大統領に感謝した。

次いで軍艦チヤツタヌウガ号も又露国全権を乗せて到着し、礼砲は前に同じ。

小村、ウイッテ両首席全権及び随員一行は大統領の催した午餐会の席上に於いて、互いに紹介され、懇親を結んだ。

この時ルーズベルト大統領は杯を挙げて、永久の平和の新たに成るべき事を希望しつつ、両国国民の繁栄を祝した。

会見は火曜日(8日)に開始される予定である。