露国対清回答 露国政府は清国が問題の決定に対して利害関係を有する事を認める
北清事件償金金貨払 清国政府が各国に支払うべき賞金は、銀貨相場の下落により、昨年末までに巨額の不足を生じている
露国対清回答 外務省着電
媾和談判に関する清国の申出に関して、セントピータスブルグ電報通信社の報道によれば、露国政府はこれに対して、媾和談判が両交戦国に限られるべきは当然なことであるが、清国が数多くの問題の決定に対して利害関係を有する事を認める旨の回答をした。
北清事件償金金貨払
清国政府が各国に支払うべき賞金は、銀貨相場の下落により、昨年末までに巨額の不足を生じている。この問題について各国公使と清国政府の間に於いて協議が纏まり、八百万両(テール)で不足を補う事となった。清国政府は本年以後の償金を金貨でする事を主張し、我が国を始め列国の多数は承認していたが、露国が承認せず未解決となっていたが、最近になって露国も又承認する事となったので列国公使は清国政府との間で一つの協商を結ぶ事となった。