明治38年7月23日(日曜日)

英国内閣の危機 予算歳出委員会に於いて、土地法施行委員減員案が通過した

小村全権着米 ミネソタ号は去る水曜日(19日)午後八時ポート、タウセンドに到着した

英国内閣の危機 22日上海経由ロンドンルータス社発

予算歳出委員会に於いて、委員シドモンド氏は土地法を非難して、土地法施行委員減員案を提出した。投票の結果196対する199でこの案が通過したので、反対党は歓呼の声を上げ続けた。首相は反対党の党首カメル・パンナマン氏の質問に答えて、政府案の敗北については、今政府の意思を述べる事が出来ないので、追って閣僚と協議の上、月曜日にこれを陳述したいと述べた。

小村全権着米 

小村全権大使一行を乗せたミネソタ号は去る水曜日(19日)午後八時ポート、タウセンドに到着した。即ち11日と23時間という、殆ど前例の無い短時間で太平洋を横断した事となり、全権大使は非常に満足の意を表された。同一行は今夜ニューヨークに出発の予定である。(720日シャトル発府下某所着)

電大北鉄道会社社長ヒル氏は、満腔の熱誠を以て小村全権大使一行を歓迎し、特に無賃にてワシントンまで美麗な特別列車を供するとの事である。(713日シャトル発府下某所着電)