明治38年7月8日(土曜日)

露国と庫倫採鉱 同地方の鉱山は非常に豊富であり、速やかに採掘に着手する必要がある

叛艦猶跳梁す ポテムキンの叛徒は、石炭五百トン、食料品及び煙草を要求した

露国と庫倫採鉱 6日北京特派員発

新任露国公使ポコチロフ氏は赴任の途中に庫倫(クーロン)から本国政府に対して、電報で同地方の鉱山は非常に豊富であり、速やかに採掘に着手する必要があると建議したようである。このため清廷は警戒を強めている。

解説:庫倫(クーロン)とは、モンゴルの首都ウランバートルである。

叛艦猶跳梁す 7日上海経由ロンドンルータス社発電

ポテムキンの叛徒はフェオドシヤ市の官憲を艦上に召喚し、石炭五百トン、食料品及び煙草を要求し、二十四時間を限ってこれに応じなければ市街を砲撃すると脅迫し、又市長に対しては戦争終結、ゼムストウオ招集を要求する檄文を市民に配布し、且つ革命運動に加わる為に市民を招集する事を要求した。

市民は恐怖に打たれて避難しつつあり、市会は糧食を供給する事に決定した.但し石炭は現品が無い為にこれを拒絶した。

解説:フェオドシヤ市は、クリミヤ半島の東南にあり、セバストポールの反対側になる。