対米反抗後聞 米国東南にある商業界に激震が走り、支那人上陸条例の改正を希望している
独仏間の関係 独逸大使は、フランスの人心はこの事件に関して恐怖を抱く理由は無いとして
媾和予備情報 米国政府は八月の第一週にワシントンで会見してはどうかとの提案を露国に行った
佛国陸相の壮語 佛国が三十五年間の努力で完成した戦闘準備は今や最高の状態に達しており
対米反抗後聞 27日北京特派員発
米国東南にある商業界に激震が走り、支那人上陸条例の改正を希望しているとの電報が昨日あった。
当地における米国との新取引中止は支那歴6月18日迄待つ事となった。
独仏間の関係 27日上海経由ロンドン特約通信員発
フランスの覚書に対する独逸の答弁は二三日中に提出されると思われるが、しかし独逸大使は答弁の内容について佛国内閣議長ルーブイエと協議する予定で、フランスの人心はこの事件に関して恐怖を抱く理由は無いとして、平穏に決着する希望を持っている。
媾和予備情報 26日ワシントン特約通信員発
米国政府は日露両国の全権委員が八月の第一週にワシントンで会見してはどうかとの提案を露国に行った。
駐露米国大使マイヤー氏は今夜、大統領ルーズベルト氏に対して露国全権委員の選任が終わったとの電報を発信した。
休戦は全く見込みは無い。
ルーズベルト氏の手許には日本全権大使の姓名の通知が既に届いている。
佛国陸相の壮語 27日上海経由ロンドンルータス社発
佛国陸軍卿ベルトー氏はベルサイユに於ける演説中、現時局に関する事には言及しないが、佛国が三十五年間の努力で完成した戦闘準備は今や最高の状態に達しており、その装備は完全であり、その将校は如何なる国民と比較しても遜色は無いと述べた。