明治38年6月15日(木曜日)

大統領と清国貿易 清国に於ける米国貿易の為に十分尽力すべき事を約束

会合地未定 ワシントンも満州も共に都合が悪く

ワシントンか東京か 日露両全権がワシントン又は東京に於いて会見する予定であると予想

大統領と清国貿易 14日上海経由ロンドンルータス社発

米国大統領は、米国アジア協会の代表に、清国に於ける米国貿易の為に十分尽力すべき事を約束し、且つそれに関し当局の官吏と打ち合わせをする予定と述べた。アジア協会の代表は清国人排斥問題に関し促す所があった。

会合地未定  14日上海経由ロンドンルータス社発

ワシントン電報によると、日露両国全権委員の会合地は未定であり、ワシントンも満州も共に都合が悪く、米国大統領が或いは仲介者として働くのではと思われる。

ワシントンか東京か 14日ベルリン特約通信社発

ベルリンに於いては、独逸及び米国が日露媾和に関して発議する所があった結果、日露両全権がワシントン又は東京に於いて会見する予定であると予想している。この会見が成立すれば獨米両国はその任務を既に終わったものと認め、特に調停は両国の企図するところではない。