明治38年4月24日(月曜日)

カムラン湾問題 佛国政府はインドシナの総督に対して厳重に中立を守る旨の命令を伝達した

退去訓令(露国海軍省の) 同提督が安南海岸に逗留する事に警告を発した

批評と希望 海軍部内においては同艦隊の大成功は間違いないと信じられている

カムラン湾問題 22日ロンドン特約通信員発

カムラン湾の状況が危険である事を佛国が認めたため、同国政府はインドシナの総督に対して厳重に中立を守る旨の緊急な命令を伝達した。

退去訓令(露国海軍省の) (同上)

セントピータースブルグからの情報によれば露国海軍省はロジェストウェンスキー提督に対して同提督が安南海岸に逗留し、或いは接近する事は大いに平和を危うくするものであると警告した。そして同省では同提督が自分に送られた公式の訓令に服従するであろう事を信じている。

批評と希望 (同上)

ロンドンに於ける一致した世論では、ロジェストウェンスキーは既にカムラン湾に於いて石炭、糧食を積み入れて今日までに大きな利益を得たといわれている。

ピータースブルグの海軍部内においては同艦隊の大成功は間違いないと信じられている。