明治38年4月3日(月曜日)

戦利艦の引き揚げ ワリヤーグの引き揚げに着手する予定である

佛国とモロッコ 佛国はモロッコに対して特別な地位を当然保有する

戦利艦の引き揚げ 2日仁川特派員発

新井少将以下が昨日山東丸にて仁川に到着した。作業船日新、入山、平和が到着するのを待って、ワリヤーグの引き揚げに着手する予定である。

解説:この時引き揚げられたワリヤーグの舵輪は記念艦三笠の6番砲室に展示されている。

明治37年2月11日 巡洋艦ワリヤーグと砲艦コレーツは日本海軍の攻撃を受け、港内で自沈した。ロシア海軍はこの2艦の敢闘精神を称え、100周年となる2004年2月11日、仁川に記念碑を立て除幕式を行った。

佛国とモロッコ (同上)

佛国外相デルカッセ氏は、モロッコに於ける佛国の利益について、上院の演説で次のように述べた。「佛国は、他国の利益を無視してまで佛国の利益を求めず、他国の利益と佛国の利益を一致させる事を望むのみである。地中海に領土を持つ諸国は、佛国の属領アルゼリヤが持つモロッコに対する関係から佛国がモロッコに対して特別な地位を当然保有する事を認めている。」

解説:本紙4月1日の記事「モロッコと独逸」に見られるようにこの問題を巡り。獨佛が対立している。