クリミヤ騒乱 クリミヤのヤルタに於いて、警察の駐在所、倉庫、酒店等が襲撃された
モロッコ問題 独逸は現在のモロッコ問題について、仏国との協議を希望しないと明言した
日米英三国同盟案 ロンドン、デイリー、テレグラフは日英米の同盟を作るべきであると論評した
クリミヤ騒乱 29日ロンドン特約通信員発
クリミヤのヤルタに於いて激しい騒動が発生し、警察の駐在所、倉庫、酒店等が襲撃され、警察官は負傷し、店舗の多くは焼けつつあり、現在憲兵の手で鎮圧中であるがセバストポールから遂に軍艦を現場に派遣した。
モロッコ問題 28日ベルリン特約通信員発
独逸は現在のモロッコ問題について、そのサルタンとのみ交渉する考えであり、仏国との協議を希望しないと明言した。
日米英三国同盟案 28日ロンドン特約通信員発
ロンドン、デイリー、テレグラフは世界の平和を確保し、英領インドの辺境とアジア大陸に於ける日本の領域に対する威嚇、侵入等の跡を絶ち、米国が巨大な利害関係を有する清国の門戸開放を確実にするため日英米の大攻守同盟を作るべきであると論評した。