明治38年3月16日(木曜日)

今日もなお虚喝か:露国が無期限に戦争を継続するという威嚇は単なる虚喝に過ぎない

佛国拓相の東遊 極東における防禦方法の改善を研究する為である 

第3艦隊発進 第3艦隊は13日モロッコからクレタ島のスダに到着した

今日もなお虚喝か 14日ロンドン特約通信員発

タイムス新聞が暴露した露国財政状態の弱点から察して一般に露国が無期限に戦争を継続するという威嚇は単なる虚喝に過ぎないと思われる。

佛国拓相の東遊 15日上海経由ロンドンルーター社発

佛国の拓務卿クレアンテル氏が本年9月、印度支那を訪問する予定であるが、これは、極東における軍事バランスの変化(注 ロシアの敗退)に対応する同地方の防禦方法の改善を研究する為である。

第3艦隊発進

確かなる筋に達した情報によれば、第3艦隊の戦艦ニコライ一世、装甲巡洋艦3隻、巡洋艦1隻及び貨物船等は13日モロッコからクレタ島のスダに到着した。

解説:この戦艦「ニコライ一世」は、やがて日本海海戦で降伏するが記念艦「三笠」の艦内にはこの戦艦の艦橋にあった「血染めの海図」が展示されている。