明治38年3月14日(火曜日)

講和否定 露国外務省は講和を申し出るとの噂を否定した

なお追撃 昨12日には敵を奉天の北方10里以北に完全に駆逐し、なお追撃中である

敵総帥 我が軍の退却は各軍の非常な尽力により遂に危機を脱する事が出来た

講和否定 13日上海経経由ロンドンルーター社発

露国外務省は講和を申し出るとの噂を否定した。

駐米露国公使カシニイ伯もまたワシントンに於いて露帝の最後の決心は、勝利を得るまで戦争を継続することであると明言した。

なお追撃 3月13日午前大本営着電

各方面より敵を追撃して北進した各兵団は、各所に於いて抵抗を継続する敵の敗残兵に多大の損害を与えつつ、昨12日には敵を奉天の北方10里以北に完全に駆逐し、なお追撃中である。

敵総帥 13日上海経由ロンドンルーター社発電

10日(金)午後6時、クロパトキン発電報で「我が軍の退却は最大危機を極めたが幸い各軍の非常な尽力により遂に危機を脱する事が出来た。」と述べている。