明治38年2月26日(日曜日)

露国国会と和戦 露国皇帝は国民議会を招集し和戦の決を代議員に委ねる事に決定した

同盟罷工の東漸 露国国内の動乱は依然重大であり鉄道工夫の間に蔓延している 

独逸船拿捕 独逸汽船セベルス号はウラジオに航行の途中24日わが軍艦のために拿捕された

ポーランド危し ピータスブルグとワルシャワ間の輸送は今やストのため断絶させられている

露国国会と和戦 24日ロンドン特約通信員発

露国皇帝は国民議会を招集し、和戦の決を代議員に委ねる事に決定した。但しその結果もし講和する事に決まれば、政府は必ず露国にとって好都合な条件の下にこれを行う事を主張すると思われる。もしこの条件を国民が反対するのであれば、政府は戦争を終局点まで継続する事を主張するであろう。

同盟罷工の東漸 (同上)

露国国内の動乱は依然重大であり、鉄道工夫の間に蔓延している。そして既にシベリア鉄道にまで及んでいる。

独逸船拿捕

独逸汽船セベルス号(3千3百7トン)は英炭を搭載してウラジオに航行の途中、24日わが軍艦のために拿捕された。

ポーランド危し 25日上海経由ロンドンルーター社発

ピータスブルグとワルシャワ間の輸送は今やストのため断絶させられている。各種の危険分子が激しく活動中のワルシャワ市は全く孤立状態となり、この地方の警察官も今やストに加わろうとしている。軍隊はガス工場を占領している。

敗将の兵談

グリツペンベルグ将軍はルス新聞の記者との会談で次のように明言した。

過般の攻撃運動は全くクロパトキン軍総司令部の計画したものであり、敵がその左翼で攻勢を取ろうとしていたので我は敵の機制を制するため攻勢に出た。また余の攻勢は第3軍及びもし可能であれば第1軍からも応援を受ける予定であったと。

解説:本紙2月6日、同じく10日に関連記事がある。