明治38年2月25日(土曜日)

北海事件調査会 英国の諸新聞は北海事件調査会の結果について驚愕と失望を示した

露国鉄道罷工 鉄道員のストのためポーランドと独逸~オーストリー間の交通は停止している。

佛国海軍拡張 インドシナに2ヶ所の鎮守府を設け又サイゴンに第2ドックを建造する

露国政府の打消し 露国政府は講和に関する一切の風説は全く無根であると声明した

北海事件調査会 23日上海経由ロンドンルーター社発

英国の諸新聞は、一般に北海事件調査会の結果について驚愕と失望を示した。同会はその時水雷艇が居たかどうかについて全く調査し追及せず、ロジェストウェンスキー提督には、艦隊が危険に瀕したと信じ、発砲させたように行動する権能があるものと宣言した。これに対する処分として露国政府から遭難者に対する賠償の約束を取れるのみ。

解説:本紙明治37年10月23日、25日等にこの事件に関する詳細な記事がある。

露国鉄道罷工 (同上)

鉄道員のストのためポーランドと独逸~オーストリー間の交通は停止している。ワルシャワに於けるウオント鉄道の起点は軍隊が占領している。

佛国海軍拡張 (同上)

佛国海軍大臣は、代議院において近く提出予定の海軍拡張案の概要を発表した。これによると大型軍艦24隻を建造し、インドシナに2ヶ所の鎮守府を設け又サイゴンに第2ドックを建造する。

解説:本紙2月23日の記事「佛国と東洋属領」に佛国の議会で日本の勃興に対するインドシナの防衛策について議論が行われている。

露国政府の打消し 23日ベルリン特約通信社発

露国政府は講和に関する一切の風説は全く無根であると声明した。