明治38年2月22日(水曜日)

民間の不平不満 西南方の諸鉄道はスト参加者の活動によって運転に支障をきたしている

満州軍に及ぶ 革命的運動がゆっくりと満州軍内に浸透しつつある

戦争終結論 政府及び皇室の真の利益を考えるならば、早く戦争を終結させる必要がある

グリペンベルグ 露帝によって歓迎された

敵帥危うし クロパトキンの地位を覆そうとする運動が各く方面において行われている

圧制更に加わる 露都発刊の3新聞は遂に3ヶ月の発行停止を命じられた

民間の不平不満 20日ロンドン特約通信員発

露国に於いては民間の不平不満の気持ちがいよいよ激しくなりつつある。

西南方の諸鉄道はスト参加者の活動によって運転に支障をきたしている。

政府が計画している改革案はいたづらに民間一般の嘲笑や嘲りを持って迎えられたのみである。

満州軍に及ぶ (同上)

露人側の報道によれば革命的運動がゆっくりと満州軍内に浸透しつつある。

戦争終結論 21日上海経由ロンドンルーター社発

ロンドンテレグラフに達したセントピータスブルグ報道によれば、目下露国高官の間に勢力を増しつつある議論は、政府及び皇室の真の利益を考えるならば、できる限り早く戦争を終結させる必要があるという事である。

グリペンベルグ (同上)

前第2軍司令官グリペンベルグは露帝によって歓迎された。

解説:本紙2月6日「敵帥辞任と獨紙」にグリペンベルグ将軍が辞職した経緯について書かれている。

敵帥危うし (同上)

クロパトキンの地位を覆そうとする運動が各方面において行われている。

圧制更に加わる 21日ロンドン特約通信員発

露都発刊のナシドニー、ナッサ、シズンの3新聞は3回警告を受け遂に3ヶ月の発行停止を命じられた。