明治38年2月20日(月曜日)

清国主権侵害 露兵2百名余が電信局に踏み込み直ちに書類を捜索し一人の局員を捕縛した

恐怖時代来る 至る所で激しいデモが起こり、コーカサス地方の叛乱はますます激しくなっている

露都再不穏 ピータースブルグにおいて同盟罷工が再び広がりつつある

清国主権侵害 19日上海特派員発

昨日報道したように露兵が奉天電信局員を捕縛したのは12日の出来事であった。露兵2百名余が電信局に踏み込み直ちに書類を捜索し一人の局員を捕縛した。これについて袁世凱(えんせいがい)は清国の主権を侵害していると露公使に抗議を行った。

恐怖時代来る 18日ロンドン特約通信社発

セルジ大公の暗殺事件があってから露国に於いては恐怖の時代が始まった。至る所で激しいデモが起こり、コーカサス地方の叛乱はますます激しくなり、このため満州軍に対する糧食の供給は殆ど絶えようとしており、クロパトキン将軍に向かって救援隊を派遣しようとしても不可能となっている。

露都再不穏 19日上海経由ロンドンルーター社発

ピータースブルグにおいて同盟罷工が再び広がりつつあり、罷工に加われるもの既に3万人に及び、極めて危険な情勢である。軍隊は前回の騒動と同様に工場付近に再び配置され、警察官は度々家宅捜索を行い、首謀者を捕縛している。