明治38年2月18日(土曜日)

独逸海軍拡張案 海軍大臣テルピッツ提督は新海軍拡張案を提出する予定

ダルニー市 全ての建築物と鉄道等を合計するとおよそ58百万ルーブルも費やしている

戦地糧食 幸い満州の地は牧畜業が盛んであり鮮肉の供給は殆ど無限である

広告から 御菓子司:「三笠山」 12

独逸海軍拡張案 17日ベルリン特約通信社発

独逸海軍大臣テルピッツ提督は帝国議会予算委員会において新海軍拡張案を明年の1906年に提出する予定であると言明した。

解説1896年当時の独逸の戦艦保有数は日本と同じ6隻程度で世界第6位であった。海軍大臣テルピッツは独逸を英国、佛に次ぐ第3位にしようとし1902年には戦艦の数では英国、55隻、仏30隻、獨30隻となった。

ダルニー市(某海軍将校談)

全ての建築物と鉄道の大連湾支線等を合計するとそのためのお金は莫大なものでおよそ58百万ルーブルも費やしている。もしこれだけの金額を直接軍事に利用したならば一方では露国全陸軍の防禦を改築するにも足りるし、又旅順の砲台に遠距離の砲をすえつけることも出来た。

解説:明治3823日「ダルニー改称」の記事にあるように、ダルニーとは現在の大連である。

戦地糧食

精米、道明寺糒(どうみょうじほしい)、挽割麦(ひきわりむぎ)、軍用ビスケット、乾燥野菜、生野菜、漬物、缶詰肉類等の糧食は内地より輸送されているが牛、豚、鳥肉、生野菜、青漬は現地で土民から購買する。幸い満州の地は牧畜業が盛んであり鮮肉の供給は殆ど無限である。

広告から

御菓子司:「三笠山」 12銭 日本橋区通旅籠町 梅花亭森田

春季用流行帽子:新着入荷 1個 80銭から6円まで 東京新橋 大徳頑固商店

解説1銭が百円程度と思われる。