明治38年2月8日(水曜日)

開戦1周年  当日は一般に休業して大神宮において記念祭を行う予定となっている

開戦1周年(タイムス評) 日本は良くその重圧に耐え確実な一歩を築いた

英国海将の演説 北海方面(暗に独逸を指す)は注目する必要があり憂慮している

開戦1周年 7日仁川特派員発

来る9日は昨年の開戦から1周年にあたるため、当日は一般に休業して大神宮において記念祭を行う予定となっている。

開戦1周年(タイムス評) 6日ロンドン特約通信員発

日露開戦1周年にあたり、ロンドンタイムスは両交戦国を比較して次の論評をしている。

日本国民はこの戦争により非常に重大な試練を受けることとなった。しかし日本は良くその重圧に耐え確実な一歩を築いた。日本が必ず最終的には成功を収めることを予想し、疑いなく将来日本は発展することができる。

英国海将の演説 7日上海経由ロンドンルーター社発

英国海軍次官「リー」氏が「フランス及び地中海に対してはさほど注目する必要がないが北海方面(暗に独逸を指す)は注目する必要があり憂慮している」と演説した事に対して独逸がおおいに激昂している。そのため「リー」氏は文書で「余の演説は誤解されており、余の述べたい事は全ての海軍国は万一の敵と見なすと言う事に過ぎない」と釈明した。