明治38年1月28日(土曜日)

露国騒乱続報 ピータースブルグは戒厳令が行われていると同様の状態である

モスコーの流血 コサック兵は3千人のデモ隊に向かって発砲した

ポーランドの紛争 西部ロシアの軍隊を極東に派遣することに反対している

露国騒乱続報 26日ロンドン特約通信員発

ピータースブルグは戒厳令が行われていると同様の状態であり、総督の方針は極めて厳格で、組織的なデモを鎮圧する事に重点を置いている。昨今の様子からすると急に革命が起こるとは思われないが全国民は今や危険を感じ不安な状態にある。ストは各県に広がっており、モスコーの警察はこの騒動をバルチック艦隊及び黒海艦隊の東航を防ぐ為日英両国人の仕業としている。リバウが騒乱状態であるため第3艦隊の出発準備が妨げられている。

モスコーの流血 27日上海経由ロンドンルーター社発

コサック兵は去る火曜日(24日)モスコーに於いて3千人のデモ隊に向かって発砲し多数の負傷者が発生した。

ポーランドの紛争 27日ベルリン特約通信社発

ウイーン発信によれば露国領土ポーランドにも紛争が起こり、主として西部ロシアの軍隊を極東に派遣することに反対している。