明治38年1月27日(金曜日)

露国いよいよ混乱 国内の全ての大都市に於いて秩序がまったく破壊されている

内乱と戦局 クロパトキン将軍に対する軍需品の発送は極めて困難と思われる

革命的絶叫 露国人民は血に飢えた露帝及び泥棒に似た各大臣に復讐するため協力し団結せよ

露国いよいよ混乱 25日ロンドン特約通信員発

露国の混乱は驚くほどの速さで伝播しつつあり、国内の全ての大都市に於いて秩序がまったく破壊され、ポーランドやフィンランドにおいては反逆的な大運動が起こっている。 人民は皆セントピータースブルグに於ける去る日曜日の虐殺に報復せよと絶叫している。

内乱と戦局 同上

クロパトキン将軍は兵員、糧食、弾薬の補給にしばしば絶望的な要求をしているが現在の状況では軍需品の発送は極めて困難と思われる。

革命的絶叫 26日上海経由ロンドンルータース社発

ポーランドの「ラドム」、西露の「コウノ」「ウイルナ」等の諸都市において大規模な暴動が発生している。僧侶「ガボン」は軍隊や各階級の市民に対して檄を飛ばし「露国人民は血に飢えた露帝や蛇蝎(だかつ)の様なその子女及び泥棒に似た各大臣に復讐するため協力し団結せよ」と説いているが、この書面が印刷され各部に数千通配布されている。