明治38年1月15日(日曜日)

捕虜の元旦(門司) 本日が露暦の元旦に当たるため、朝から各自は祈祷を行った

また一汽船捕獲 ウラジオ方面に向かっていた英国汽船を拿捕

英国新陸海軍 艦隊の戦争開始後24時間以内に即応できる兵力は従来の三倍に増加した

捕虜の元旦(門司)

今朝捕虜177名大里(だいり)に収容した。既収容の捕虜は本日が露暦の元旦に当たるため、朝から各自は祈祷を行い、午後は特に準備した日本酒、鶏卵を寄贈されていずれも満足した。本日正午更に400名を収容した。

また一汽船捕獲

12日午後1時に水雷艇72号が対馬海峡付近で英国炭6千5百トンを搭載しウラジオ方面に向かっていた英国汽船(2千8百トン)を拿捕した。

英国新陸海軍 14日上海経由ロンドンルーター社発

陸軍の問題はアフガニスタン防禦の問題で、陸軍省の組織変更はインド西北端の争いに一層機能するようにするものである。また陸軍にて新たに採用した野砲は世界において最も威力あるものである。次に海軍の変更の結果は艦隊の戦闘力が増加した事で、即ち戦争開始後24時間以内に即応できる兵力は従来の三倍に増加した。