明治38年1月8日(日曜日)

露国革命の危険 モスコー地方議会議長は何時革命が来たとしても不思議ではないと奏上した

ウイッテと時局 露帝がウイッテ氏を寵用されようとしている事実がある

露国国論沸騰 露国民は今や潔く敗北を自認し無謀の戦争を止めるべきである

露国革命の危険 6日ベルリン特約通信社発

モスコー地方議会議長ツルベツコイ公爵は内務大臣に対して、露国に於ける国内情勢の危険な現状について報告し、更に露帝に対して、国民の状態が現状のまま続くようであれば騒擾はおろか何時一大革命が来たとしても不思議ではないと奏上した。

ウイッテと時局 7日ベルリン特約通信社発

露都の諸新聞は、露帝がウイッテ氏を寵用されようとしている事実があるため、時局上大いに注目すべき事としている。これはウイッテ氏が今なお平和的政策の主張者であるがためである。

露国国論沸騰

ルス紙:露国の貴族社会及び官僚は旅順の陥落に対して無頓着である事が最大の問題であり、彼らに国家的な大事業を任せることはできない。

ブールス、ガゼット紙:ロゼストウインスキーは第3艦隊を待つことなくその東航を継続すべきである。

ナシャジズン紙:露国民は今や潔く敗北を自認し無謀の戦争を止めるべきである。