明治38年1月6日(金曜日)

京城の我が警察権 京城とその付近では事実上韓国が警察権を持たない事となった

降伏将軍と露帝 宣誓の上帰国する件に関して皇帝の裁可を仰ぐ必要があった

京城の我が警察権 4日京城特派員発

長谷川大将の布告分は韓国警察の規律がルーズであるため我が軍事警察権を拡大して、韓国警察の代わりにその権限を行使すると布告している。

京城とその付近では事実上韓国が警察権を持たない事となった。林公使は韓廷に対して貴国の警察は内外人共に信頼されていないため保安上この布告を出したとの意見を付け加えた。また各国公使にはこの布告文は日本人のみを対象とするのでなく外国人にも及ぶことを通告した。

降伏将軍と露帝 1月4日午後7時第本営着電 旅順攻囲軍報告

去る2日の旅順開城談判の際、将校や官吏が宣誓の上帰国する件に関して皇帝の裁可を仰ぐ必要があるため、ステッセル将軍から皇帝陛下への電報の発信を依頼され発信し、本日返電があった。

露国皇帝陛下宛   ステッセル将軍

「本日開城規約に署名せざるを得なくなった。将校及び官吏は現在の戦争に関わらないならば露国に帰国する事を許される。そうでなければ捕虜として在留せざるを得ない。微臣は皇帝陛下にこの要請された義務に対するご裁可を仰ぐ。」

侍従武官将官ステッセル宛

「朕は各将校に対して、現在の戦役に関与しない条件で帰国するか、若しくは兵士と運命をともにする事を許可する。卿及び勇敢な兵士にこの光栄ある防戦に感謝する。」