明治37年12月21日(水曜日)

モスクワの革命運動 学生3千人が同府知事の宮廷の前面で革命的示威運動を行った

露廷の圧制主義 露帝はあくまで君主独裁主義を維持する決心である

ドイツ新聞讃評 旅順攻囲軍が203高地を占領した効果の如何に莫大なるかは証明されている

第3艦隊準備 目下リバウにおいて急いで準備を整えているが職工が不足

モスクワの革命運動 20日ロンドン特約通信員発

18日モスクワにおいて、学生3千人が同府知事セルジ大公の宮廷の前面で革命的示威運動を行い、警察官は抜剣しコサック兵は鞭を使って対抗し、学生60人が負傷し300名が逮捕された。スタンダート通信員は学生20名殺されたと報道している。

露廷の圧制主義 20日上海経由ロンドンルーター社発

ピータースブルグ電報によれば革新に反対する勢力は再び圧制手段を執ろうとして、新聞は代議政治に関する記事を書くことを禁止された。

又伝えられる所によれば露帝はあくまで君主独裁主義を維持する決心であることを大臣等に宣言した。

ドイツ新聞讃評

旅順艦隊は、もはや日本艦隊に対して何ら脅威とならない事が明瞭に成った。これに反して日本艦隊は従来よりも一層その勢力を強固にして今後の海戦に備えて充分訓練を積むことが可能となった。旅順攻囲軍が203高地を占領した効果の如何に莫大なるかは事実の上に証明されている。

第3艦隊準備 20日上海経由ロンドンルーター社発電

第3艦隊は目下リバウにおいて、急いで準備を整えているが職工が不足する為十分な修理を行う事が出来ない状態である。