明治37年12月17日(土曜日)

本日の衆議院 政進両党は読み合わせを省略して即決するつもりである

露国に於ける改革運動 公然と憲法を要求する運動は極めて重大となっている

本日の衆議院

総予算案、非常特別税法案、諸専売法案、相続税法案等を同時に特別委員長より本会議に提出報告する筈であり、政進両党は読み合わせを省略して即決するつもりであるが中立諸団体より米、もみ輸入税反対等の反対演説が行われる予定である。しかし大勢は無論動かないものと思われる。

露国に於ける改革運動

欧州よりある筋に達した電報によれば、全ての報道を総合すると露国に於いて公然と憲法を要求する運動は極めて重大となっている。今や学生又は無頼の徒のみに止まらず有識者及び上流の者にも伝播し官吏さえ之に加わるようになっている。彼等の運動は同国人民の全幅の注意を喚起しているために戦争そのものは却って第2位におかれる状況である。