明治37年12月15日(木曜日)

露都再度騒擾 学生の一団が集合して暴動を行おうとしたが警官隊が来たので解散した

我が攻撃結果 水雷艇隊も敵砲火の下に数回の発射を行ったがその効果確実でなかった

セバストポリ現状 艦体全部に水雷防御網を使用して艦首には三角形の防材を設けている

露都再度騒擾 14日上海経由ロンドンルーター社発

予想されたとおり昨日セントピータースブルグに於いて学生の一団が集合して再び暴動を行おうとしたが警官隊が来たので解散した。

我が攻撃結果(セバストポリに対して) 東郷司令長官報告 1213日夜発電

今夜13日午前230分海軍少佐荒川伸吾の指揮する水雷艇隊も敵を襲撃し、敵砲火の下に数回の発射を行ったがその効果確実でなかった。この襲撃において1艇は煙突に1弾を被り他の1艇は汽罐室に1弾を受け進退の自由を失い僚艦に曳かれて帰着した。

セバストポリ現状

旅順の残存艦セバストポリは艦体全部に水雷防御網を使用して、艦首には三角形の防材を設け、なかなか堅固な防御であるとの説がある。未だ本当かどうか解らないが公報を読めばそのようにも思える。