明治37年12月12日(月曜日)

獨宰相の弁明 ビュロー伯は感情的な見方は慎まなければならないと答えた

セバストポリー泊地 港口から約3マイルの饅頭山南西方向にいると言われている

獨宰相の弁明 11日上海経由ロンドンルーター社発

予算案討議の席上、社会党に属する諸議員は露国が既に今回の戦争で甚だしく兵力を減少させた以上最早独逸の陸軍拡張は必要が無いとしてこれに反対し、さらに露国に肩入れしている姿勢を非難した。ビュロー伯は国際政策上の微妙な問題に対しては感情的な見方は慎まなければならないと答えた。また独逸は厳正中立を守ることを明言した。

セバストポリー泊地

公報に見るように敵艦セバストポリーは我砲弾に辟易して辛うじて港外に逃避しているが同艦は目下港口から約3マイルの饅頭山南西方向にいると言われている。