明治37年12月9日(金曜日)

海峡問題と英国(黒海艦隊封じ込められる) 英国政府は断じて黒海艦隊の海峡通過を許さない。

射撃演習に同じ 203高地、水師営高地及び盤龍山等の観測所より射撃指揮を行った

旅順敵艦現状 公報によれば旅順敵艦隊は全滅したと言っても過言ではない

海峡問題と英国(黒海艦隊封じ込められる) 7日ロンドン特派通信員発

ダータネルス海峡問題について英国政府は断じて黒海艦隊の海峡通過を許さないと露国に通知したとの事である。

射撃演習に同じ

203高地を占領後、大口径砲並びに海軍砲は敵艦を射撃する為の部署を作り、203高地より北の白銀山に連なる約4里内の周辺山脈で、港内に向かって砲撃できる場所には必ず大口径砲と海軍砲とを配置し、203高地、水師営高地及び盤龍山等の観測所より射撃指揮を行って先ず戦艦、巡洋艦を撃沈し、次に駆逐艦、輸送船を砲撃する予定である。

旅順敵艦現状

公報によれば旅順敵艦隊は全滅したと言っても過言ではない。今試みにその損害の程度を上げれば次の通りである。

戦艦4隻(ペレスウイット、レトビザン、ポペータ、ポルタワー)は完全に沈没、戦艦セバストポリーは損害程度不明である。

巡洋艦バーヤンは火災が発生し大損害を受けつつあるようである。巡洋艦パルラダは命中弾のため左舷に傾斜し始めた。

現在は僅かに11隻の駆逐艦を残すのみとなった。