明治37年12月4日(日曜日)

露都の日露同盟論 日本と攻守同盟を締結する意見が露国外交部で慎重に検討されている

英国の給炭問題 政府は日本から質問があり、遂に調査部を設ける事となった

一部死傷者収容 2日午前10時より一時休戦を行い、双方の死傷者を収容した

露都の日露同盟論 2日ロンドン特約通信員発

ロンドンテレグラフ セントピータースブルグ通信員は確かな情報であるとして以下を伝えている。

露国の極東政策にとり必要で欠くべからざる日本と攻守同盟を締結して、これを基礎として両国の間に永久の平和をつくるべきであるという意見が露国外交部で慎重に検討されている。

英国の給炭問題 3日ロンドン特約通信員発

スタンダードによれば政府はバルチック艦隊に対して石炭を英国から積み出しつつある事件に関して日本から質問があり、遂に調査部を設ける事となった。そして双方が交戦国であるので中立規則に違反しない為に必要な手段をとる事になるであろう。

一部死傷者収容 3日大本営着電 旅順攻囲軍

2日午前10時より午後4時までの間、軍の左翼方面に於いて彼我の軍使が会見し一時休戦を行い、双方の死傷者を収容した。