明治37年12月1日(木曜日)

英国石炭商の言 露国へ売られるものは殆どドイツ商人の手を経て売却先を隠している

来年度総予算 38年度総予算に計上された歳入は、3億436万3998円

臨時軍事費予算追加 歳入と歳出は各7億円とする

203高地激戦 頂上の堡塁を奪取しようと午後6時頃となってなお激しく戦闘を継続している

英国石炭商の言 30日ロンドン特約通信員発

ランスダウン卿の演説に対してカージス商人の言うところによれば、彼等は現在の状況では日露両国に対する石炭の輸出を止めること事は出来ず、露国へ売られるものは殆どドイツ商人の手を経て売却先を隠している。

来年度総予算

38年度総予算に計上された歳入は、3億436万3,998円、歳出は2億1,154万4379円である。歳出の内、経常部における陸軍省予算は3,949万5,746円、海軍省予算は2,395万5,265円である。臨時部における陸軍省予算は101万9,727円、海軍省予算は1,020万4,701円である。

臨時軍事費予算追加

臨時軍事費予算の追加に計上する歳入と歳出は各7億円とする。

203高地激戦

203高地の攻撃に関して聞くところによれば、我が攻撃はその後次第に進捗し我が方が有利となったので、昨日午前10時前後より既に占領している山頂に近い塹壕より飛び出し、頂上の堡塁を奪取しようと午後6時頃となってなお激しく戦闘を継続している。