明治37年11月27日(日曜日)

露国の大動員 露国のヨーロッパ諸州全てから動員を行う。

旅順陥落の必要 政治的な理由で旅順を早く陥落させる必要がある

艦隊運河に入る 戦艦2隻、巡洋艦3隻、駆逐艦7隻等がポートサイドに到着した。

登攀作業 約15メートルの胸壁を登攀しその砲台内に突入する作業を行っている

食塩専売に反対 天候の影響により生産費が異なり、買上げ価格を一定にできない

露国の大動員 25日ロンドン特約通信員発電

露国政府は来年1月、露国のヨーロッパ諸州全てから動員を行う事に決定した(記者曰くこのことはかって沙河戦後一度聞いたことがあるがいよいよ決定したものと思われる)

旅順陥落の必要 25日ロンドン特約通信員発電

奥軍に従軍しているデイリー、テレグラフ通信員は22日発信した電報で、政治的な理由で旅順を早く陥落させる必要があるために日本は強襲を再開すると思われる。

艦隊運河に入る

戦艦2隻、巡洋艦3隻、駆逐艦7隻及び仮装巡洋艦9隻がポートサイドに到着した。糧食と飲料水の供給を受けたけれど石炭の積み込みを禁止された。駆逐艦7隻が運河に入りその他の艦船は1時間遅れて入る予定である。運河会社は非常に厳重な警戒を行っている。

登攀作業

松樹山、二龍山、東鶏冠山砲台の側防機関銃は17日午後我が軍のために破壊され、外岸は全て我が方が占領したがその後我が軍は、非常に頑丈に作られた、約15メートルの胸壁を登攀しその砲台内に突入する作業を行っている。

食塩専売に反対

政府は来年度より内地の食塩を一石につき1円50銭で買い上げ、これを4円で販売し、その差2円50銭を国庫の収入としようとしている。

しかしわが国の製塩は天候の影響が大きく年により生産費が大きく異なるので買上げ価格を最初より一定にすることはできず、また塩田には上田と下田があり生産費に非常に差がある。