明治37年11月20日(日曜日)

日本公債の成功 新公債の募集は近来まれに見る大成功であった

旅順敵堡塁の爆発 二竜山、松樹山の敵堡塁を爆発させ、大損害を与えた

西アフリカのバルチック艦隊 喜望峰を迂回する露国艦隊は16日佛領ダカールを出航した

日本公債の成功 18日ロンドン特約通信員発

日本の新公債の募集は近来まれに見る大成功であった。応募額が募集額の約14倍に達したのは英国の応募者が日本の提供した公債の担保を信用している事を表している。

解説:日本の戦費17.2億円の内約8億円(8000万ポンド)が外債によってまかなわれたがこの外債募集は、当時日銀副総裁であった高橋是清によって行われた。当初の募集額1000万ポンドはロンドンの銀行団が500万ポンド、米国のクーンローブ商会が500万ポンド引き受け募集に成功している。

旅順敵堡塁の爆発

ある確かな筋に達した情報によれば我が旅順攻囲軍の坑道作業の結果17日午後2時半大胆な計画で二竜山、松樹山の敵堡塁を爆発させ、大損害を与えた。

西アフリカのバルチック艦隊

ある筋に達した情報によれば喜望峰を迂回する露国艦隊は去る16日佛領ダカールを出航したと言われている。露国官報によれば同艦隊は13隻である。

戦艦4隻 スーロフ、アレキサンダー3世、ボロジノ、アリヨール

巡洋艦3隻 アドミラルナヒモ、オーロラ、ドミドリドンスコイ

輸送船5隻、病院船1隻