明治37年11月17日(木曜日)

在露将校捕虜 同地の有志が将校捕虜をクラブに招いて夕食会を行った

輸入米への課税反対 内地産米の価格も同じく高騰して国民の負担は驚くほど多くなる

日佛交渉 港湾を露艦に利用させた事について抗議を申入れた 

在露将校捕虜 

モスコー付近に送られた我が国の将校捕虜は、一時悲惨な待遇であったが露帝の命令があってより待遇が一変した。927日のカルガ通信によれば同地の有志が将校捕虜をクラブに招いて夕食会を行った。主客ともに打ち解けて深夜まで楽しく談話した。

輸入米への課税反対

戦時財政の方針としてなるべく税金を増加させようとするのは大体において賛成であるがある一件だけは断固反対である。それは米の輸入税である。輸入米に課税しても政府の収入はあまり増加しないにも拘わらず、輸入米の価格の高くなるにつれて内地産米の価格も同じく高騰して国民の負担は驚くほど多くなる為である。

 

日佛交渉 15日ベルリン特約通信社発

パリーの日本公使は、佛国がその港湾を露艦に利用させた事について抗議を申入れた。ロンドンよりの報道によれば佛国外相は曖昧な答弁をしたといわれている。