明治37年11月15日(火曜日)

タイムスと日露軍需品 英国の諸製造会社が日露両国に対して軍需品を供給している

林公使の給炭論 石炭供給は中立違反の行為としていない

海軍兵学校の卒業式(江田島) 卒業生191名に対し、各組総代に卒業証書を授与 

ウラジオ凍結始まる 砕氷船が氷を割って艦船の航路を開いて入港できる

タイムスと日露軍需品 12日ベルリン通信社発

ロンドンタイムスは英国の諸製造会社が日露両国に対して各種の軍需品を供給している事を報道し、英国政府がこの様な有利な事業を制限する予定はないと述べた。

林公使の給炭論 12日ベルリン通信社発

駐英日本公使の林子爵が英国新聞記者に語った談話として伝えられる所によれば、日本は石炭をもって戦時禁制品と認めていない。従って石炭供給は中立違反の行為としていない。

海軍兵学校の卒業式(江田島)

有栖川宮殿下は10時半式場に臨まれた。富岡校長は卒業生191名に対し、各組総代に卒業証書を授与し、大木侍従武官は優等生2名に聖旨を伝え恩賜の双眼鏡を下賜(かし)した。優等生は堀俤吉(大分県)柴崎幸一(長野県)の2名であった。

解説:柴崎幸一(長野県)は後に海軍大将となっている。

ウラジオ凍結始まる

ウラジオの凍結が始まり、艦船の出入は多少不自由であるが、港外から無線で知らせれば砕氷船が氷を割って艦船の航路を開いて入港できる。バルチック艦隊でも長い時間を費やせば3月中旬の解氷期を待たなくても、あまり困難を感じなくて入港する事ができる