明治37年11月6日(日曜日)

英国陸軍と日本語 毎年4名の陸軍将校を2年間日本に居住させ、日本語を学習させる

バルチック艦隊のコース バルチック艦隊はいよいよタンジールを出発しようとしている

1歩にて百事成る 各砲台の直下まで塹壕を掘り、攻撃は今一歩で百事なると思われる

英国の中立厳守 石炭供給のため露国艦隊に随伴させることを許さない

英国陸軍と日本語 4日ロンドン特約通信員発

英国の陸軍省令によると、毎年4名の陸軍将校を選定して、それぞれ2年間日本に居住させ日本語を学習させると発表している。

バルチック艦隊のコース 4日ベルリン特約通信員発

バルチック艦隊はいよいよタンジールを出発しようとしており、その一部は地中海よりスエズに向かい、一部は喜望峰を回航してマダガスカルで落ち合うものと思われる。

1歩にて百事成る 4日チーフ特派員発電

我が軍は先月29日までに既に旅順鉄道線路以東の各砲台の直下まで塹壕を掘り、前進し既にその死角に入って安全な場所を占めている。攻撃は今一歩で百事なると思われる。

解説:国民の期待が文面に溢れているが本紙111日の新聞のコメントにあるように今回の攻撃も失敗している。

英国の中立厳守 5日ロンドン ルータース社発

英国外務省は船主等の質問に対する答弁に於いて、英国船主等が所有する船を露国に貸出し、石炭供給のため露国艦隊に随伴させることを許さないと宣言した。

解説:本紙1011日の記事にあるようにドイツが本格的に石炭輸送を行っているが英国輸送船も石炭運搬のために貸出されているようである。