明治37年10月7日(金曜日)

日本の食料品注文 多量の食料品を欧州に注文しているがその主なものはビスケット

モロッコと佛スペイン両政府 テツアンとタンジールはスペインの勢力圏に入る

奉天大戦の期 全軍の戦闘は近い将来起こるように思える

日本の食料品注文 5日ベルリン特約通信員発

ニューヨークヘラルドの報道によると日本は多量の食料品を欧州に注文しているがその主なものはビスケットである。これらは地中海の一港より汽船に積み込み、同船は英国の国旗を掲げて日本に向かうようである。

解説:本紙8月5日の記事によると日本陸軍の主食にはビスケットが含まれている。

モロッコと佛スペイン両政府 6日ベルリン特約通信員発

モロッコに関する佛スペイン間の条約が締結された。この条約によれば今後15年間テツアンとタンジールはスペインの勢力圏に入る事となった。

解説:タンジールはバルチック艦隊が寄航することとなる最初のアフリカの港で、モロッコのサルタンは、中立港としての義務に関する国際法に無頓着で、同艦隊を歓迎したが、ロゼストウインスキー中将が全行程を通じ歓迎された唯一の港となった。

奉天大戦の期 6日パリー通信社発電

奉天よりの電報によれば全軍の戦闘は近い将来起こるように思える。前線の小さい衝突が絶えず発生している