明治37年10月2日(日曜日)

各部大臣の権限拡大 1日京城特派員発

韓国朝廷の各部に於ける政務は、これまで大小となく全て皇帝に上奏して裁可を仰いだ後執行する慣例であったが今後は各部大臣の権限に属す事は上奏して裁可を仰ぐ必要がなく直ちに執行できる事に決定した。

李載克氏の使命 (同上)

日本に派遣されるよう命を受けている文部大臣李載克(りさいこく)氏以下6名は教育、軍事、内務、司法、宮内、警務等の諸制度を各自が分担して視察するため近く出発する予定である。 

解説:本紙9月16日の記事にあるように、日本は韓国と日韓協定を結んでおり韓国政府の行政改革に乗り出している。

英チベット条約と露国新聞 1日ベルリン特約通信員発

ジュルナル、ド、サンペテルスブルグ紙及びその他の露国新聞は手厳しく英チベット条約に反対し露国は断じてこれを承認することは出来ないと述べている。

解説:本紙9月25日、27日、29日にこの条約についての記事がある。

佐世保雑記

佐世保は一漁村に鎮守府が置かれ、人口が増え、従って当然食糧の消費が増加するが当地は魚介、野菜、山の幸と海の幸を兼ね備えている。そして牛、豚、鶏の肉を利用するという海軍の風習も行われており、肉食の習慣が一般市民のみならず田舎にも及んでいる。 特に料理の上手な事には感服の他ない。1月から8月の7ヶ月間で3001頭の牛を食べている。

当地は水が悪く飲料に適しないため、佐世保鎮守府水道の剰水から給水用の車で運搬し2名の人間が供給している。しかしこれは無料ではなく約6升入りの手桶で6銭である。

解説:佐世保市の水道の歴史が次のURLにあり、明治36年4月には20升2銭で水を販売となっている。http://www.city.sasebo.nagasaki.jp/SUIDOU/REKISI.HTM

佐世保は、現在でも海上自衛隊の隊員にとって最も人気の高い所です。