明治37年9月28日(水曜日)

広東とマカオ間鉄道 ポルトガル商と支那商からそれぞれ各200万元を募集の予定

対露給炭新約 英本国又は各植民地の諸港に於いて石炭を供給してはならない

露国の英チベット条約抗議は無根?:抗議を申込まれたとの説は事実無根

広東とマカオ間鉄道 27日北京特派員発

広東とマカオ間の鉄道は資本金400万元であり、ポルトガル商と支那商からそれぞれ各200万元を募集の予定である。

対露給炭新約 26日ロンドン特約通信員発

英国外務大臣ランスダウン侯は戦闘行為を目的とする露国の船舶に対して英本国又は各植民地の諸港に於いて石炭を供給してはならない事を英国の各商社に通告した。しかしこれと正反対に独逸キールのジーデリクセン商会が露国艦船に石炭供給の契約をした事は露独両国の関係上注意すべき事件であると考えられる。

解説:本紙5月28日の記事 列国海軍比較表の戦艦隻数英国55隻、露21隻、日7隻が示すようにイギリスは海軍力ではぬきんでた存在であった。その英国と1902年に日英同盟を結んでおり、わが国にとって大きな利益をもたらしたが同時に大艦隊を極東まで回航しようとしているバルチック艦隊にとっては大変な障害となった。

露国の英チベット条約抗議は無根? 27日北京特派員発

清国外務部は、英チベット条約に関し露公使より抗議を申込まれたとの説は事実無根であると説明した。

解説:本紙昨日の記事で露国の抗議が報道されている。