明治37年9月26日(月曜日)

敵の石炭需要 露国はウラジオストック行きの石炭の運賃を倍加すると言ってきた

日本戦勝の理由 日本が戦に勝つ大きな理由は、主としてその教育の普及にある

敵の石炭需要 25日ロンドン ルーター社発電

露国はリバプールに於いてウラジオストック行きの石炭の運賃を倍加すると言ってきた。又若し石炭運搬船が首尾よく同港の封鎖を破り入港する事が出来たならば石炭1トンに付き15シリングの追加運賃を支払うこととなった。

解説:数日前北海道沖で英国船が座礁し、ウラジオストック行きの荷物が発見され、没収された事件が報道されていた。

日本戦勝の理由  ベルリン発行フチシツシエ、ツアイツング

日本が戦に勝つ大きな理由は、主としてその教育の普及にある。露国の人口が1億4千万人に対して日本は4千5百万人に過ぎないが日本に於いては公立学校の教育を受ける者の割合が9,2%であるが露国においては3,2%に過ぎない。又日本は自由寛容のために専制暴虐に反抗して戦っているが露国に至っては何の為に戦うのか解らない。これら2点のため両国の意気込みが全く異なり、日本が常に勝つ理由である。

解説:日本の公立学校とは中学か高等学校か不明であるが、原文は「公立学校の教育を受くる者の割合は千に対する九十二に及べども露国に在りては僅か三十二に過ぎず」となっている。