明治37年9月19日(月曜日)

昨今の敵主力 目下敵の主力は奉天にあり

バルチック艦隊司令長官病気 艦隊司令長官は腎臓病

昨今の敵主力 16日遼陽特派員発

クロパトキンは2日より主力を率いて遼陽を退却し始めていた。遼陽陥落の日に正面を守っていたのは歩兵5万と砲兵のみであったと言われている。

目下敵の主力は奉天にあり我が軍の動静を観察中で未だ鉄嶺に撤退せず、運河左岸に橋頭堡を作って警戒している。

バルチック艦隊司令長官病気(外務省着電)

ドイツ新聞に伝えられたところによると

バルチック艦隊司令長官は腎臓病に罹り、多分クロンシュタット軍港司令官ビリレフが交代すると思われる。

解説:艦隊司令長官は、訓練で超多忙な毎日を過ごしており、病気ではなかった。