明治37年9月17日(土曜日)

レナ武装解除 露艦レナ艦長は同艦の武装を解除して戦争の終了まで同港に停泊

敵将戦死 旅団長フォーミン、モルソンは遼陽付近の戦闘で戦死した

バルチック艦隊未発 バルチック艦隊は極東へ出発する前にリバウ港に停泊している

レナ武装解除 16日ロンドン ルーター社発

露艦レナ艦長は同艦の武装を解除して戦争の終了まで同港に停泊したいと米国当局者に通告した。

解説:昨日の本紙「レナと米国」で報道されている通り、米国が武装解除を要求していた。

敵将戦死

欧州よりその筋に達した電報は次の通り

公報によれば露の第54師団第2旅団長フォーミン、第9師団第2旅団長モルソンは遼陽付近の戦闘で戦死した。

バルチック艦隊未発 16日ロンドン ルーター社発

バルチック艦隊は極東へ出発する前にリバウ港に停泊しているとピータースブルグで報道されている。

解説:艦隊司令長官は「クロンシュタット」に停泊中は雑用が限りなくあり、何時までも出発できない事が解り、艦隊が未だ受け取っていない物品は輸送船で運ぶ事として「レーウエリ」に回航し、同港に於いて戦闘訓練を行う事に決心し、9月11日「クロンシュタット」を出港、13日「レーウエリ」泊地に投錨した。(露日海戦史―ロシア海軍公式記録より)