明治37年8月24日(水曜日)

旅順艦隊の最後は如何に 旅順にいるのは戦闘艦5隻、装甲巡洋艦1隻、巡洋艦1隻

捕虜現在数 リューリックの捕虜を加えると2千を越えている

旅順艦隊の最後は如何に 

旅順艦隊最後の行動は出港か自爆のどちらになるのか国民の関心を集めているが最近ある筋に到着した情報によると敵は巧みに我が砲弾を、陸上砲台の射程内に避けつつも相変わらず時々刻々汽艇を使って港外の航路を掃海している。この事より推定するに矢張り出港するつもりがあるかとも思われる。しかし10日の海戦後旅順に残留しているのは戦闘艦5隻、装甲巡洋艦1隻、巡洋艦1隻であるが全て速力が出なくなっており出港したとしても結果は知れている。しかしチーフや青島方面に行くことは出来るので尚警戒は必要である。

捕虜現在数

本日15日現在、我が内地に収容している捕虜の数は

将校 53人、下士官 142人、兵 1,213人の総計1,408人である。但しこれにはリューリックの捕虜を加えていないのでこれを加えると2千を越えている。大佐が1名おり、第4シベリア狙撃兵連隊長で得利寺の戦いの捕虜である。