明治37年8月17日(水曜日)

我が同盟国民の祝辞 太平洋に於ける露国の海上権力は既に失なわれた

捕虜〔松山〕下士官兵共外出や散歩が許される事となった

膠州湾敵艦国旗撤去 本日(15日)午前中に軍旗を皆取り外し

我が同盟国民の祝辞 15日ロンドン特約通信員発

太平洋に於ける露国の海上権力は既に失なわれたものと認められる。

この度の海戦の結果としてバルチック艦隊が東航する計画は廃棄されるであろう。英国では日本が今回の勝利により海上の一大勢力としての地歩を占めたのは間違いない事実であると言われている。

捕虜〔松山〕 内国電報

36名新たに到着した。今後は下士官兵共外出や散歩が許される事となった。

膠州湾敵艦国旗撤去 15日チーフ特派員発電

青島外電によればドイツの同港知事は露艦の武装撤去について、本日(15日)午前中に軍旗を皆取り外し、「ツエザレウッチ」の巨砲の様に陸揚げできない物は、これを封鎖しその他の武器は皆陸に揚げた。乗組員は戦争終結まで当地に抑留するか又は本国に送還するかは本国政府の決定を待って手配する予定であると述べた。